ここは、俺の赤嶺永正の反逆です 認められない自分に認められるように 孤立の中に美しく咲ける所にしたいです
負け犬の反逆
室町御所にて 妄想伝7
2009-01-07-Wed  CATEGORY: 烈風妄想伝
090106_0033~01

1588年2月
防波堤になっていた。勝瑞城が取られた事によって本願寺軍の鈴木佐大夫の軍勢が勢いづき近くの雑賀城へと進行してきた。
雑賀城はあくまでも伊達輝宗が四国制圧の為、勝瑞城へ補給するための城になっており武将も輝宗の娘、伊達麗しかいなかった。

室町御所にて
北条氏那「大変だ!」
黒田官兵衛「どうした?」
北条氏那「勝瑞城が落ちた・・・」
黒田官兵衛「何・・・」
北条氏那「今、輝宗様が取り返す為に岡豊城から軍を出しているが、勝瑞城の軍勢は伊達麗様のいる雑賀城へと進行している」
黒田官兵衛「なるほど」
伊達静「話は聞きましたか官兵衛」
北条氏那「静様! いらしたのですか」
黒田官兵衛「ええ、まぁ・・・聞きましたが」
伊達静「兄上は勝瑞城は取り返しますが、本州までは追いかけず四国に残るそうです」
北条氏那「奴らは放置するのですか?」
伊達静「いえ、この件は官兵衛に任せるらしいです」
黒田官兵衛「これはあつかましい願いですな」
北条氏那「おい!」
伊達静「それはわかっていますが・・・お願いします」
黒田官兵衛「・・・とりあえず今からじゃ戦力が間に合いませんので雑賀城を捨てましょう。そして雑賀城の支城の高屋城も捨て、戦力を石山御坊(大阪らへん)に集め敵を迎撃します」
北条氏那「二つも城を捨てるのか?」
黒田官兵衛「ああ、中途半端に戦力を集めても各個撃破されるのが落ちだ。それなら石山御坊に部将も兵も米も全部持ってくればいい。勢いに乗って敵は絶対高屋城も攻めてくる。そこを叩く」
北条氏那「どういう事だ?」
黒田官兵衛「敵は今、勝瑞城から勢いで来ている。補給なしに・・・。勢いに乗ってどんどん勝瑞城から軍を出し、城をとるが城の中は空っぽ。後はわかるな?」
北条氏那「まさか兵糧攻めするつもりか・・・?」
黒田官兵衛「まぁ、攻めというと少し違うがそんな所だ。鈴木佐大夫軍が補給するには勝瑞城からしかない。しかし輝宗様が勝瑞城を取り返すのならそれを利用させてもらう。これで四国側からの補給は絶たれる。もし姫路城から補給部隊が来るのであれば我々が補給部隊を叩く」
北条氏那「しかし、城をとって米を生産してどうにかやり過ごすかもしれないぞ?」
黒田官兵衛「それならそれで全力で叩けばいい。どの道、兵も米も生産できるほど奴らは武将も金も持ってきてここには来てない。ただ勝瑞城には米も金もあるから是非とも輝宗様には補給源である勝瑞城を落としてもらいたい。でなければこの策は成功しない」
北条氏那「確かに、完璧な作戦だ(しかし咄嗟に思いつくのが怖い所だな)」
伊達静「して石山御坊には官兵衛も行くのですか?」
黒田官兵衛「いえ、私達は室町御所で睨み合いですよ、姫路城からいつ島津義弘の軍勢が攻めてくるかわかりませんからね。奴は此方に隙あればこの城をとるつもりでいます。ただ、石山御坊には私の家臣の母里太兵衛を送っておきました。持ちこたえはすると思います」

1588年3月
そんなこんなであっけなく雑賀城は鈴木佐大夫の軍に落ち、1588年5月には高屋城も落ちた。
そして黒田官兵衛の読み通り、石山御坊へと進軍の準備を図る鈴木佐大夫の軍があった。
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